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【インタビュー】AXORデザイナーが来日。シンプルに隠れる高い技術性

2024年11月某日、ハンスグローエの日本法人ハンスグローエ・ジャパン(東京都品川区)に、デザイナーズブランドAXOR(アクサ―)のデザイナーである、
エドワード・バーバー氏がAXOR事業部門のリーダーのオリビア・ソーニョ氏と共に来日。

ハンスグローエ

エドワード氏ともう一人のデザイナーであるオズガビー氏が2015年より手掛ける"AXOR ONE"コレクションについてインタビューしました。

 

―――AXORの1番の魅力について

やはり、製造技術力です。技術力が高いからこそそれに付随したデザインを作ることが出来るからです。

今回の商品は、水栓の根本から吐水部に向けてパイプが細くなっている点やレバーを押すことで吐水する点など、「シンプルに見せるための技術」が隠れています。このような要素を可能にするのは、技術力あってのことだと思います。

同社は、どの商品においても「どのように曲線を作るのか」「エレガントさを演出するのか」などデザイン処理がなされる。これは、ブランド理念であるに基づくものです。

 

―――エドワード・バーバー氏の魅せる、デザインの個性とは

ブランドのデザイン性は、どのシリーズも高いと感じています。
その中で私は、ぱっと見ではシンプルに見えるが細部には高い技術力が求められるデザインを常に考えています。
このデザインとテクノロジーの融合が世に出たときは、「奇妙な商品だな」と思われていました。しかし、今ではベストセラーとなっています。

 

―――日本を訪問して、インスピレーションを感じたこと

私にとって日本は、食や庭園、建築物や街並みで多くのインスピレーションを得られる場所。そして大好きな国です。
今年の春に家族と日本を訪れたとき、北海道や京都などさまざまな場所を訪問した中でも九州で見た棚田に感銘を受けました。

このような体験の数々が私の中に蓄積されて、デザイン発案の糧となると確信しています。

 

―――今後、どのようなデザインを展開していくか

自分の手掛けるAXOR ONEでは、今後20商品のリリースを控えています。
現在登場している商品の中に、足りない要素やデザインがあると考えているので生み出し続けます。

ハンスグローエ

 

 

▼エドワード・バーバー氏について
ジェイ・オズガビー氏とともにでAXOR ONEを手掛けるインテリアデザイナーであり、プロダクトデザイナー。
2012年ロンドンオリンピックの聖火トーチや王立造幣局の依頼による2ポンドの記念硬貨デザインを担当している。

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